iPhone「アイフォン」11 Pro Max データ復旧「復元」し、データの取り出し事例

iPhone「アイフォン」11 Pro Max データ復旧「復元」し、データの取り出し事例

  • 2020.06.28
  • 2020.07.13

本日はiPhone「アイフォン」11 Pro Maxのデータ復旧「復元」し、データーの取り出し事例をご紹介いたします。

iPhone「アイフォン」11 Pro Maxの症状確認

①OSに入ると、まず表示されたのがFaceID利用不可
②続いてモバイルデータ通信不可
③カメラを起動すると、画面真っ黒、インカメラも同じ症状
④WiFiボタンは灰色のままオンにできません。
⑤サウンドやバイブレーション機能も何れも利用不可
⑥本体の情報を押すとブラックアウトホームに戻ると、コンパス機能は正常、水準器機能も正常
⑦ボイスメモは録音出来ず
⑧FaceIDの設定も開けず
⑨ダイヤル画面*#06#ダイヤルしてもIMEI番号表示なし

上記の通り強い衝撃を受け、本体の基盤の部分まで壊れてしまい、様々な症状が引き起こしています。また、電源投入後に5分も立たないうちに、本体に高熱警報が出るようになり、その後勝手にシャットダウンや再起動の繰り返しです。

早速iPhone「アイフォン」11 Pro Maxのデータ復旧「復元」作業に取り掛かります。

星ネジを取り外す

下部の二本の星ねじを取り外し、液晶パネルを開く

iPhone11 Pro Maxの内部構造

防水シールが固く、本体内部もとても綺麗で見た感じでは端末は修理されていません。

配線カバーを取り外す

続いて、配線や配線固定ストッパーのネジを取り外し、液晶パネルの配線を取り外し、液晶パネルを取り外す。

配線を取り外す

続いて、固定ネジを取り外し、配線を取り外す

マザーボードを取り外す

マザーボードを取り外す

マザーボード

マザーボードには明らかな変形が見られず、上下層の断裂などもみられません。

iPhone11 Pro Maxのフレーム

しかし、よく端末のフレームを見るとアウトカメラの近くに、ようするにマザーボードの近くに変形が酷く、目視だけでもはっきりと分かります。

基盤修理前に、まず除去法で症状を特定します。

iPhone11 Pro Maxのアウトカメラ

CMOSセンサー

パーツ部分の故障かを確認します。まずはアウトカメラから、アウトカメラと取り外し、アウトカメラモジュールの広角カメラのカメラレンズが脱落だけでなく、cmosセンサーまで壊れています。彎曲の本体を考えるとこの端末は一体何にあったのかと連想されます。新しいカメラモジュールを交換し、カメラを起動し依然として黒い画面のままカメラモジュールの問題を排除後に、基盤の損傷によりカメラ正常に起動しないだと分かります。

パーツの問題ではないことを確認し基盤に問題あると断定し、基盤の修理段階に入ります。

配線防水ゴムを取り外す

配線の防水ゴムを取り外す

グラファイトサーマルペーストを剥がす

グラファイトサーマルペーストを剥がす

180度まで加熱します。

基盤を加熱台に180度30秒置く

上下層分離したマザーボード
上下層のボードを分離します。基盤を分離してから、上層の部分はロジックボードとBB RFマザーボード

コンデンサーの脱落

肉眼でも多くの問題が見られ、顕微鏡で詳しく見てみましょう。まず見えてくるのが、二つのコンデンサーが衝撃により脱落し、この二つのコンデンサーはFaceIDや電圧コントロールするコンデンサーです。コンデンサーの損傷によりFaceID機能の故障、さらにカメラも正常に起動しない症状まで引き起こします。

溶接パッドの剥がれ

続いて見られるのが上下層の接続部分溶接パッドの剥がれ

上下層分離したマザーボード

iPhoneの二層ボードの構造はマザーボードの体積を大幅に減らせますが、上下層の連結はハンダ錫で連結しています。
この立体的な構造から外部の衝撃により、接続の部分は脱落しやすくなっています。上下層のはんだ錫の連結の脱落により、上下層の通信ができなくなります。

溶接パッド

正常に分離したバードにははんだ錫が残留され、本来は銀色で、しかし脱落により、銅線の根元しかみられません。この脱落しやすい問題はiPhoneX以後有効な解決方法はいまだにありません。

新しい溶接パッドを作る

溶接パッドの部分の脱落は新しい溶接パッドを作る必要があり、銅線の根元を掘り出し、フラックスを塗り0.03極細銅線を利用し、銅線の根元に溶接します。ピンセットを利用し、銅線をディスク状に括るこれは人工的に作った溶接パッドです。このiPhone 11 Pro Maxは合わせて20数個の溶接パッドが脱落しています。

UVランプで固めます。

人工溶接パッドを補修後に、固定処理作業が必要です。感光性硬化剤を塗り、UVランプを利用し、固めます。固めてから、メスを利用し表面の硬化剤を取り外し、溶接パッドが見えてきたら、作業完了します。

コンデンサーの補修続いて脱落した二本のコンデンサーの修復作業溶接パッドにフラックスを塗り、はんだ錫を塗り、同じコンデンサーを交換します。

マザーボードの上下層を溶接する

完了後に上下層のボードをフィットし固めます。

電流測定機器

作業完了後に、マザーボードを本体に戻し、新しいカメラモジュールを取り付け、電源を投入し、高電流は見られません。

作業完了後の動作再確認

①アウトカメラもインカメラも正常
②Wi-FiもBluetoothも正常
③サウンドやバイブレーションも正常
④IMEI番号も見られ、ダイヤル画面で*# 06#を入力し、製造番号も表示され
⑤ボイスメモも正常、コンパスも正常、水準器も正常SIMカードを挿入し、電波正常
音声通話やモバイルデータ通信も正常

最後にFaceIDを確認しましょう。

FaceID認証
一回目の復旧作業ではFaceID復旧に失敗し、FaceIDはライトセンサーやドットマトリックスプロジェクターや赤外線カメラの協同作業によるものです。これら三つのパーツはハードウェア暗号化により、修復のみ可能で、交換できません。最後にひたすら努力の元、FaceIDも無事に復旧できました!

技術まとめ

このiPhone 11 Pro Maxには多数の故障が見られ、最も原因となるのが強い衝撃のよるものです。二層のボードの脱落により通信故障、様々な症状を引き起こす。これらの復旧作業は綿密な思考や豊富な経験が不可欠です。

iPhone 11 Pro Maxのデーター復旧「復元」やデータ取り出しの費用や所要時間

今回のケースは本体の損傷がひどく、修理するのにかなり時間掛かりました。一般的には基盤の損傷によるデーター復旧「復元」は一週間前後見て頂いたほうがいいと思います。修理費用は症状によって変わってきますのでお電話かメールでお見積りして頂ければと思います。

iPhone「アイフォン」修理のアメモバの東京上野秋葉原店のデーター復旧「復元」料金はこちら

データー復旧「復元」以外の修理内容は こちら からご確認頂けます。

修理の工程はビデオでも纏めております。ぜひご覧下さい。

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